改質アスファルト防水熱工法の紹介
アスファルト防水は世界中で古くより使用されてきた信頼のある防水工法です。
弊社はベトナムにて10年以上改質アスファルト防水を含む多くの防水工法を展開してきました。アスファルト防水は数ある防水工法の中でも実績、信頼性の高い防水工法であり、主に大面積の陸屋根の防水として採用されることの多い工法です。
アスファルト防水では、弊社はベトナムにて一般である「トーチ工法」と呼ばれるトーチバーナーを用いて改質アスファルトシートの裏面をあぶり、下地へ貼り付ける工法を多くの物件で施工をして参りました。
材料に関しても、ベトナムの市場には数多くのメーカーが改質アスファルトシート防水を展開していることから、ベトナム市場の信頼のおける海外メーカーの改質アスファルトシート防水を使用してきました。
しかしながら、この度、ベトナム建築市場での差別化、さらなる高品質の追及を目的に、日本の大手防水材メーカーである「昭石化工株式会社」の防水材の取り扱いを開始いたしました。*昭石化工株式会社:https://www.shosekikako.co.jp
昭石化工株式会社は1953年創業の歴史のある防水材メーカーであり、出光興産のグループ企業に属する、アスファルト系の材料に強みを持つメーカーです。東南アジアにおいては、フィリピンのマニラに支店を構え、各国へ高品質な材料を出荷しています。
今回取り扱いを始めた防水材は従来ベトナムで一般的な「トーチ工法」と異なり、「熱工法」と呼ばれる工法で施工をする材料となります。「熱工法」とは改質アスファルトコンパウンドを溶融窯を用いて現場にて溶融し、溶融アスファルトにてアスファルトシートを下地へ貼り付ける工法です。改質アスファルトの溶融を1か所の溶融窯で溶融の管理を行うことで、従来の「トーチ工法」において一番の懸念点であった「改質アスファルトシートの炙り不足による接着不良」のリスクを大幅に軽減することが可能となりました。
また、「トーチ工法」はあぶり不足の懸念から、ゆっくりと丁寧に時間をかけてシートをあぶる必要があるため、比較的施工に時間を要する工法ですが、「熱工法」は溶融アスファルト用いてシートを流し張りするため、施工時間を短縮することが可能となります。そのため、「熱工法」は大面積の施工に向いている工法と言うこともできます。
すでに弊社にとっての当商品での第一物件の施工を完了し、順次ご提案を展開しております。本材料に関してのお問い合わせ、その他の工事についてのお問い合わせ等はHP内のCONTACTよりお気軽にお問い合わせください。